シンプルな建物の「耐震力」

Posted by コウ | Posted in 住宅 | Posted on 15-12-2014-05-2008

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地震に強い家にしたいと考える人も多いでしょう。なかには高額な費用を払って戸建て住宅向けの耐震システムを導入する人もいるかもしれません。日本は世界的に見ても地震の多い国なので、どんな場所に住んでいたとしても地震のリスクから逃れることは出来ません。そこで、家づくりにおいても一つの指針となっているのが「地震に強い」というキーワードであるわけですが、じつは特別な事をしなくても地震に強い住宅を叶えることは可能です。

地震に強い、ということはいうなれば「建物が横方向からの負荷に強地震や強い」という意味でもあります。台風や地震などは日常の生活ではほぼ受けることの無い大きな横からの力を受けることで住宅に被害をもたらす訳です。
そもそも住宅はこうした負荷がかからなくても常に縦方向に荷重がかかっています。一般的な二階建ての住宅であれば二階の荷重がすべて一階に、そして一階の荷重は地面に流れているのですが、大きな横からの方向の負荷がかかると縦方向の荷重が横方向に大きくそれ、倒壊や半壊を引き起こすというのがメカニズムです。ですから、地震や風に強い構造=建物が踏ん張って耐えることが出来る構造であるということ。言い換えれば真四角でシンプルな形であればあるほど耐震性の高い建物になってくるのです。

このことを具体的に比較したシミュレーションによる実験データによると、複雑な形状の住宅(A)と、真四角にちかい単純明快な形の住宅(B)を比較した場合で、まったく同じ地震の揺れについても被害の程度に大きな差が生じました。
特別な工夫や工法を選ぶ方法も、たしかに有益な地震対策ではありますが、実は家づくりの段階から工夫できる事も意外と多いのかもしれませんね。